トップ
>
御霊屋
>
みたまや
ふりがな文庫
“
御霊屋
(
みたまや
)” の例文
御霊屋
(
みたまや
)
のおくを開いて“置文”を取出している母の、ゆるしの合図を、ここに控えて、さっきから、待ちすましている高氏だった。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大僧正がお介添えまいらせて、予定のとおり
御霊屋
(
みたまや
)
へご参拝が終わると、ご接待というのは塩花お
白湯
(
さゆ
)
がたった一杯。召し上がるか上がらないかに
右門捕物帖:27 献上博多人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「品川にはおよびません。芝
御霊屋
(
みたまや
)
の前あたりまで出られたら、よろしかろう。」
元禄十三年
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
御霊屋
(
みたまや
)
の美しさや、文武百官の盛んな装おいを見ることが出来ないのです。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
いつか、
鑁阿寺
(
ばんなじ
)
の
御霊屋
(
みたまや
)
で、置文を御披見なされた折、兄者人は、その場で、あれを焼きすてておしまいなされた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そこに祭られてある台徳院殿さまの
御霊屋
(
みたまや
)
に、ぺこりとひとつ将軍家がおつむりをお下げになるだけのことですが、下げる頭が少しばかり値段の高い八百万石のおつむりですから
右門捕物帖:27 献上博多人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「そちの知るはずはなし、あの折、たれも
御霊屋
(
みたまや
)
にいた者はないはずなのに」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わがおやかた
多聞兵衛
(
たもんびょうえ
)
殿へは、その忠誠にめでて、
内見
(
ないけん
)
をゆるされ、今朝、秋ノ坊の別当とお館とただお二人ぎりで、
斎戒沐浴
(
さいかいもくよく
)
のうえ、上宮太子の
御霊屋
(
みたまや
)
にて、そっと拝覧を給わったものだ。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“御霊”で始まる語句
御霊
御霊廟
御霊代
御霊会
御霊林
御霊様
御霊現
御霊社
御霊迎
御霊遷