“内見”の読み方と例文
読み方割合
ないけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むむ、雑訴決断所なら郁芳門(いくほうもん)のそばではないか。あそこへ行ってみよう。あそこの外記(げき)か蔵人(くろうど)でもつかまえて、論功ノ表(ひょう)を内見(ないけん)させろといったら、見せぬとも拒(こば)めまい。
初めて文展が出来た時、私たちは何も知らずに暮していたが、多少大人びた者どもは、ひそかにお互の眼を掠(かす)めて作品を持って先生たちの内見(ないけん)を乞(こ)いに伺うものが現れたようだった。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
わがおやかた多聞兵衛(たもんびょうえ)殿へは、その忠誠にめでて、内見(ないけん)をゆるされ、今朝、秋ノ坊の別当とお館とただお二人ぎりで、斎戒沐浴(さいかいもくよく)のうえ、上宮太子の御霊屋(みたまや)にて、そっと拝覧を給わったものだ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)