“多聞兵衛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たもんびょうえ75.0%
たもんひょうえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わがおやかた多聞兵衛たもんびょうえ殿へは、その忠誠にめでて、内見ないけんをゆるされ、今朝、秋ノ坊の別当とお館とただお二人ぎりで、斎戒沐浴さいかいもくよくのうえ、上宮太子の御霊屋みたまやにて、そっと拝覧を給わったものだ。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ただいま、行く手の先に、河内の楠木多聞兵衛たもんびょうえ正成が、家の子郎党をつれ、お迎えにと、これへせ参じてまいりました。——後陣に加えましょうか、そのまま、先を打たせて進ませましょうか」
多聞兵衛たもんひょうえ死せる場合、決して死骸を焼くべからず、左右の胸を調ぶきこと、一切の謎おのずから解けん」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)