“御霊様”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごりょうさま50.0%
みたまさま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦しめて自分が無事でおりましては何としても心が済まずばちが当ってくれたらよいと存じましてなにとぞわたくしにも災難さいなんをお授け下さりませこうしていては申訳もうしわけの道が立ちませぬと御霊様ごりょうさま祈願きがん
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
御霊様みたまさま」ととなえて、神棚だけ飾ってあった。そこへ実は拝みに行った。父忠寛は未だそのさかきの蔭に居て、子の遠い旅立を送るかのようにも見える、実は柏手かしわでを打って、先祖の霊に別離わかれを告げた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)