“ほのめか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暗示40.0%
20.0%
微見20.0%
微露20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たつた今、あなたが描いて見せた畫は、むしろ壓倒し過ぎるほどの對照を暗示ほのめかしてゐるのだ。あなたの言葉はみやびやかなアポロの姿をいともうるはしく描き出してゐる。
持つくらいのことにふしぎはないが、奥方の悋気は尋常なものではない、おれは、つまりそこだ、おれは、ほのめかしたのだ、——いいから云え、保本、おれのやりかたが卑劣だということは自分でよく知っているのだ
彼のきよしと謂ふなる直道が潔き心の同情は、彼の微見ほのめかしたる述懐の為にやや動されぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
服装いでたちは、将棊しょうぎこまを大形に散らしたる紺縮みの浴衣ゆかたに、唐繻子とうじゅす繻珍しゅちんの昼夜帯をばゆるく引っ掛けに結びて、空色縮緬ちりめん蹴出けだしを微露ほのめかし、素足に吾妻下駄あずまげた
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)