“ふんじば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏縛33.3%
打縛16.7%
捕縛16.7%
16.7%
蹈縛16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甚「此畜生分らねえ才槌さいづちだな、間抜め、殺したに相違ねえ、そんな奴を置くと村の難儀になるから、手前てめえを追出す代りに、己の口から訴人して、踏縛ふんじばって代官所へでも役所へでも引くからう思え」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
直ぐにも打縛ふんじばりでもするように、お前、真剣しんけんになって、明白あかりを立てる立てるッて言わあ。勿論、何だ、御用だなんておどかしたには威しましたさ、そりゃ発奮はずみというもんだ。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
茂「そうサ、自分が調べられるのじゃアないからのこった、此方こちとらはまかり間違えば捕縛ふんじばられるのだからおっかねえ」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仙「番頭さん、オイおねげえだが縄を持って来ておくなせえ、ふんじばっちまうから」
蒲「どうするものか、此奴こいつ蹈縛ふんじばつて置いて、僕が証書を探すわ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)