“ふうじこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
封込100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つめたいつきひかりされて、人目ひとめかゝらぬいしなか封込ふうじこめられた蟾蜍ひきがへるごとく、わがみにく鉱皮くわうひしためられてゐるとき、ほかのひとたちは清浄しやうじやう肉身にくしん上天じやうてんするのだらう。
天下御法度はっとの現金輸送という奴で、紙幣のまま封込ふうじこんだ添手紙が新聞社宛に托される。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
昔、人と水と戦って、この里の滅びようとした時、えつ大徳泰澄だいとくたいちょう行力ぎょうりきで、竜神をその夜叉ヶ池に封込ふうじこんだ。竜神の言うには、人のおぼれ、地の沈むを救うために、自由を奪わるるは、是非に及ばん。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)