“ばゝあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
10.0%
老婆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かう言つて、二三日のひまを貰つて行つたが、日限が来ても、そのばゝあつひに帰つて来なかつた。二人目も五六日でいとまを乞ひに世話人のもとにやつて来た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
抵当に入れた馬小屋見たよな家は、金主からつ立てられる、到頭たうとう村で建てて呉れた自分の息子の石碑の横で、夫婦が首をくゝつて終ひましたよ、ぢいばゝあ情死しんぢゆうだなんて、みんな笑ひましたが、其時もわし
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
母子おやこぢやいよ、老婆ばゝあの方は月の初めから居るが、別嬪の方はツイ此頃だ、何でも新橋あたりの芸妓げいしやあがりだツてことだ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)