“ばゞあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
83.3%
婆々5.6%
5.6%
祖母5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが運悪く、あのばゞあがはひつて来ました。あなたが、その時、突然僕に加へられた皮肉な刑罰は、聊か僕を面喰めんくらはせました。
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
もしそれやけに紅粉を廃して、読書し、裁縫し、音楽し、学術、手芸をのみこれこととせむか。女教師となれ、産婆となれ、針妙しんめうとなれ、寧ろ慶庵けいあん婆々ばゞあとなれ、美にあらずしてなんぞ。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
へえ、是れは何方とも云えない、困ったねえ…じゃア斯うしましょう、わしがのばゞあ何卒どうかお頼ん申します、私がお嬢さまの代りに奉公にめえりまして、私が其の給金を取りますから、お薬を
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
舐犢しとくの愛を受けて長ずるものを貶して、祖母ばゞあ育ちは三百やすいといへる諺に引かへ、憎まれ子の世に立ちて名を成し群を抜くことを云へる、東西共に同じきもおもしろし。
東西伊呂波短歌評釈 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)