“はんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハンケイ
語句割合
半径42.9%
半圭14.3%
半徑14.3%
燔刑14.3%
繁慶14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日よくじつめると、依然としてのうの中心から、半径はんけいちがつたえんが、あたま二重にぢうに仕切つてゐる様な心持がした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
竹田がともに郊外に遊んだ秋琴とは誰か。恐くはゆう秋琴であらう。名はゆうあざな半圭はんけい諸熊もろくま氏、通称は作大夫である。長崎の波止場に近い処に支那風の家を構へて住んでゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そのおほきさは半徑はんけい二千七百粁にせんしちひやくきろめーとるきゆうであることが推定すいていせられてた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この夜、城内の一郭では、尼が燔刑はんけいに処せられた。煙にせ、焔に焼かれ、命の絶える間際までも、叫びつづけたと云うことである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「いかにも、武州八王子——あれは小田原北条家の名将の城下、江戸よりも開府が古い、なかなか由緒あるところで、新刀の名人繁慶はんけいも、一時あれでたたらを打っていたことがござる」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)