“はなうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻唄93.2%
鼻歌4.5%
鼻謡2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機械きかいとどろき勞働者ろうどうしや鼻唄はなうた工場こうばまへ通行つうかうするたびに、何時いつも耳にする響と聲だ。けつしておどろくこともなければ、不思議ふしぎとするにもらぬ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
孟子もうしはゝやおどろかん上達じようたつすみやかさ、うまいとめられて今宵こよひも一まわりと生意氣なまいきは七つ八つよりつのりて、やがてはかた置手おきてぬぐひ、鼻歌はなうたのそゝりぶし、十五の少年せうねんがませかたおそろし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
熱田神宮に戦勝を祈って、さて出発という時に、信長は鞍によりかゝり、鼻謡はなうたをうたって、しばしばノロノロと号令もかけない。
織田信長 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)