“はげしく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烈敷75.0%
劇敷25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ烈敷はげしくなると、高い塔の上から、遥かのした見下みおろすのと同じになるのだと意識しながら、漸く剃りおはつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
持てぶら/\淺草へいでける處遠乘馬とほのりうま十四五疋烈敷はげしく乘來のりきたりしかば三吉後へにげんとするをり其の馬一疋なゝめに駈出し往來わうらいの者を踏倒す故三吉は狼狽うろたへて漸々馳拔はせぬけ諏訪町へ來り酒屋へ這入て懷中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何人なにびときられたるや有體に申せとにらみ付らるゝに勘兵衞も命のきはなれば何分白状なさず因て先入牢申付られ劇敷はげしく拷問がうもんに及びしかば終に舊惡きうあく悉皆こと/″\く白状しける故右海賊共と一處に引廻ひきまはしうへ獄門ごくもんに行はれたりされば勘兵衞の妻は今更いまさら詮方せんかたなく漸々やう/\くび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)