“ねまきすがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝衣姿75.0%
寝巻姿10.0%
寐衣姿5.0%
寢卷姿5.0%
寢着姿5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい。お世話さま。」と返事をしたが、細帯もしめぬ寝衣姿ねまきすがたに女の立ちかねる様子を見て、男はふすまに手をかけながら
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ただ褞袍どてらを着て横臥おうがした寝巻姿ねまきすがたの津田の面影おもかげが、熱心に舞台を見つめている彼女の頭の中に、不意に出て来る事があった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
松蔭大藏は寐衣姿ねまきすがたで縁側へまいり、音をさせんように雨戸を開け、雪洞ぼんぼりを差出してすかし見まして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
寢卷姿ねまきすがたのお粂と、眠り足りない顏の八五郎だけ。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
のかはり、衣服きもの年上としうへはうが、紋着もんつきだつたり、おめしだつたり、ときにはしどけない伊達卷だてまき寢着姿ねまきすがたかはるのに、わかいのは、きつしまものにさだまつて、おびをきちんとめてる。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)