“ねとぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝惚50.0%
寐惚25.0%
寢惚25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜更けに寝惚ねとぼまなこで見たのだからそれも無理ではない。
一人二役 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
(喧嘩の夢を見て、寐惚ねとぼけたんだよ。)とばかりお夏は笑っていたが、喧嘩の夢どころではない、殺人の意気天にちゅうして、この気疾きばやの豪傑、月夜に砂煙すなけむりいて宙を飛んだのであった。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三千歳みちとせさん、おきりさん。」——風流懺法ふうりうせんぽふ女主人公をんなしゆじんこうと、もう一人ひとり見知越みしりごし祇園ぎをん美人びじんに、停車場ステエシヨンから鴨川越かもがはごえに、はるかに無線電話むせんでんわおくつたところは、まで寢惚ねとぼけたともおもはなかつたが
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)