“寢惚(ねとぼ)” の例文
新字:寝惚
「三千歳(みちとせ)さん、お桐(きり)さん。」——風流懺法(ふうりうせんぽふ)の女主人公(をんなしゆじんこう)と、もう一人(ひとり)見知越(みしりごし)の祇園(ぎをん)の美人(びじん)に、停車場(ステエシヨン)から鴨川越(かもがはごえ)に、遙(はる)かに無線電話(むせんでんわ)を送(おく)つた處(ところ)は、然(さ)まで寢惚(ねとぼ)けたとも思(おも)はなかつたが
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)