寝惚ねとぼ)” の例文
旧字:寢惚
彦太郎には、幼い時分から寝惚ねとぼける癖があった。ハッキリした声で寝言をって、そばにいるものが寝言と知らずに返事をすると、それを受けて又しゃべる。
夢遊病者の死 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
夜更けに寝惚ねとぼまなこで見たのだからそれも無理ではない。
一人二役 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)