“寝惚声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぼけごえ80.0%
ねぼげごえ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「フム、フム」と故意わざ寝惚声ねぼけごえの生返辞をしながら大急ぎで起き上って蒲団を畳み、着物を着換え、澄まし込んで机に向って居ると
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
寝惚声ねぼけごえして、破障子やぶれしょうじを開けたのは、頭も、顔も、そのままの小一按摩の怨念であった。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
というと研屋とぎやの五助、わめいて、むッくとね起きる。炬燵の向うにころりとせ、貧乏徳利を枕にして寝そべっていた鏡研かがみとぎの作平、もやい蒲団ぶとん弾反はねかえされて寝惚声ねぼげごえ
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)