“なにがしどの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何某殿80.0%
某殿20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の頃にはかに其の影を見せぬは、必定函根はこねの湯気す所か、大磯おほいそ濤音なみおとゆるあたり何某殿なにがしどのと不景気知らずの冬籠ふゆごもり、ねたましの御全盛やと思ひの外、に驚かるゝものは人心
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
右の如くにしるありしかば住持ぢうぢ祐然いうねん書寫かきうつさせ其おくへ右之通り相違さうゐ御座なく候につき即ち調印てういん仕り候以上月日寺社じしや奉行何某殿なにがしどの奧書おくがきしたゝめさせ次右衞門是を受取うけとれば三五郎懷中くわいちうより金二十兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幕公いよいよもって御滞京にて正義の人々御挙用まず某殿なにがしどの御登庸御誠心御培養これ第一のこいねがうところなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)