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なきりばうちやう
ふりがな文庫
“なきりばうちやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
菜切庖丁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菜切庖丁
(逆引き)
平素
(
ふだん
)
女房
(
かない
)
にいたぶられてゐる亭主は女房の
不在
(
るす
)
に台所の隅で光つてゐる
菜切庖丁
(
なきりばうちやう
)
や、葱の尻尾に触つてみるのが愉快で溜らぬものだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
菜切庖丁
(
なきりばうちやう
)
を
取出
(
とりだ
)
して、
其
(
その
)
高
(
たか
)
い
蜀黍
(
もろこし
)
の
幹
(
みき
)
をぐつと
曲
(
まげ
)
ては
穗首
(
ほくび
)
に
近
(
ちか
)
く
斜
(
なゝめ
)
に
伐
(
き
)
つた。
穗
(
ほ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
手
(
て
)
に
止
(
とま
)
つて
幹
(
みき
)
は
急
(
きふ
)
に
跳
(
は
)
ね
返
(
かへ
)
つた。さうして
戰慄
(
せんりつ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
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(2作品)
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