“ながあたま”の漢字の書き方と例文
語句割合
長頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときくだんの、長頭ながあたまは、くるりと眞背後まうしろにむかうをいた、歩行出あるきだすか、とおもふと……じつのまゝ。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そのとき良寛さんの長頭ながあたまが、こてんこてんと左右にかたぶくので、うしろから見てゐる下男は可笑をかしくなつて、つい、ぷつ、と噴き出してしまつた。すると良寛さんは、さつと顔をあかめて
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
すくんだていだつた、長頭ながあたま先達盲人せんだつめくらは、とき、のろりと身動みうごきして、よこがけはうかほけた。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とぼ/\とした後姿うしろすがたで、長頭ながあたまからみつつの姿すがたえたる瓦斯がすに、まぼろしや、つゑかげ
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)