“なかむら”の漢字の書き方と例文
語句割合
中村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉はときどき、尾張おわり中村なかむらで村の餓鬼大将がきだいしょうだった時代のような言葉づかいを、ちょいちょいつかう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は加西郡の大和村と一緒になって八千代村となっているが、それから昔の中村なかむら、今の多可郡中町なかちょうへかけて、多可郡でもいちばん繁華な、広い開けた土地だろうと思う。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中村なかむらさんと唐突だしぬけ背中せなかたゝかれてオヤとへれば束髪そくはつの一むれなにてかおむつましいことゝ無遠慮ぶゑんりよの一ごんたれがはなくちびるをもれしことばあと同音どうおんわらごゑ夜風よかぜのこしてはしくを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)