“ないさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
内済84.6%
内濟7.7%
内妻7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時はこねくられたとも何とも、進退きわまり大騒ぎになって、れから玉造たまつくりの与力に少し由縁ゆかりを得て、ソレに泣付なきつい内済ないさいたのんで、ヤット無事に収まった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
加へ内濟ないさい致すべしと云置いひおきそれより又白子屋へ行き此事訴へられては此方こなた家名かめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
目掛けて追來おひきたうしろより大袈裟げさに切り付申候是によりて嘉川家の者ども散々さん/″\に逃退きやうやく喧嘩も鎭り屋敷へ歸りし後此事内濟ないさいにて相濟あひすみたり然れ共私し儀首筋よりけて大疵おほきずあるに付其時より異名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
桃枝は学士の内妻ないさいに等しい情人じょうじんだった。彼は手紙をたたむと、ポケットへねじこんだ。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)