“とろか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
28.6%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お初どのとやら、そなたは、一時、あの河原者の容色に、迷われたとかいうことだが、女子おなごの身で、あやつのような化性けしょうのものに近づけば、いずれ、魂をとろかされ、生き血を
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
細太刀の輕さに風雅の銘を打ちたる六波羅武士の腸をば一指の舞にとろかしたる彼の少女の、滿座の秋波しうはに送られて退まかり出でしを此夜の宴のはてとして、人々思ひ思ひに退出し、中宮もやがて還御くわんぎよあり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
こと其目そのめほしのやうで、えずわたしかほては、こゝろとろかさうとしてゐるやうなこびつくる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)