“てんじく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天竺99.0%
天軸1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天竺てんじくでも、シナでも、一山かにかくれればもうだれもいかけてものはなかったのですが、こんどはそういきませんでした。
殺生石 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ここのうちへばかり因縁を付けに来たって仕様がない。おまえさんも国姓爺を勤める役者だ。から天竺てんじくまで渡って探して歩いたらいいでしょう
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
吾等われらおどろいて立上たちあがる、途端とたんもあらせず! ひゞきたちま海上かいじやうあたつて、天軸てんじく一時いちじくだぶがごとく、一陣いちぢん潮風ていふうなみ飛沫とばしりともに、サツと室内しつない吹付ふきつけた。