“だいこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大黒67.6%
梵妻26.5%
大國2.9%
夫人2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ネズミ色のダブダブのズボンに、シャツの上から、赤いチャンチャンコのようなものをきて、頭には赤い大黒だいこくずきんをかぶっています。
妖星人R (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
女の子の姉の方は或る山寺の梵妻だいこくになつて、生れた寺を省みることも尠く、十九になる其の妹が老僧の世話を一手に引き受けてゐるのである。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
イギリスやドイツやフランスとうにもあまりおとらない博物館はくぶつかんがあつて、よしくにちひさくても博物館はくぶつかん圖書館としよかんだけは、大國だいこくかたならべることが出來できるくらゐのものがあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
手習いがいやなのではなく、寺院おてら夫人だいこくさんが、針ばかりもたせようとするのが嫌だったのだ。もっとも、近松ちかまつ西鶴さいかくの生ていた時代に遠くなく、もっとも義太夫ぶし膾炙かいしゃしていた京阪けいはん地方である。