“たちつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立尽60.0%
立盡40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電気人形の前でも、地獄極楽の前でも、女剣舞の前でも、長い間、田舎者みたいにポカンと立尽たちつくしていた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
此裂これでおすげなされとよびかくることもせず、これも立盡たちつくして降雨ふるあめそでわびしきを、いとひもあへず小隱こかくれてうかゞひしが、さりともらぬはゝおやはるかにこゑけて、のしのおこりましたぞえ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さうしてかれは一日中にちゞゆうまた一晩中ひとばんぢゆう穴藏あなぐらなか立盡たちつくし、其翌日そのよくじつ猶且やはりぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)