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たちそ
ふりがな文庫
“たちそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
立初
75.0%
立添
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立初
(逆引き)
首尾の松の
釣船
(
つりぶね
)
涼しく
椎木屋敷
(
しいのきやしき
)
の
夕蝉
(
ゆうせみ
)
(中巻第五図)に秋は早くも
立初
(
たちそ
)
め、
榧寺
(
かやでら
)
の
高燈籠
(
たかとうろう
)
を望む
御馬屋河岸
(
おんまやがし
)
の
渡船
(
とせん
)
(中巻第六図)には
托鉢
(
たくはつ
)
の僧二人を
真中
(
まんなか
)
にして桃太郎のやうなる着物着たる
猿廻
(
さるまわ
)
し
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
家ごとに
焚
(
た
)
く
盂蘭盆
(
うらぼん
)
の
送火
(
おくりび
)
に
物淋
(
ものさび
)
しい風の
立初
(
たちそ
)
めてより、道行く人の
下駄
(
げた
)
の音夜廻りの拍子木犬の
遠吠
(
とおぼえ
)
また
夜蕎麦売
(
よそばうり
)
の呼声にも
俄
(
にわか
)
に物の哀れの誘われる折から、わけても今年は
御法度
(
ごはっと
)
厳しき浮世の秋
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
たちそ(立初)の例文をもっと
(3作品)
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立添
(逆引き)
落葉散りしき、
尾花
(
おばな
)
むら
生
(
お
)
いたる中に、
道化
(
どうけ
)
の面、おかめ、
般若
(
はんにゃ
)
など、
居
(
い
)
ならび、
立添
(
たちそ
)
い、意味なき身ぶりをしたるを
留
(
とど
)
む。おのおのその面をはずす、年は三十より四十ばかり。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
たちそ(立添)の例文をもっと
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