“送火”の読み方と例文
読み方割合
おくりび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家ごとに盂蘭盆うらぼん送火おくりび物淋ものさびしい風の立初たちそめてより、道行く人の下駄げたの音夜廻りの拍子木犬の遠吠とおぼえまた夜蕎麦売よそばうりの呼声にもにわかに物の哀れの誘われる折から、わけても今年は御法度ごはっと厳しき浮世の秋
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
送火おくりびや母が心に幾仏いくほとけ
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)