“たいしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
體質36.4%
躰質36.4%
大失9.1%
対質9.1%
退出9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おな風土ふうどでも、ひと年齡ねんれいによつて適否てきひちがふ、おな年齡ねんれいでも體質たいしつ職業等しよくげふとうしたがつ選擇せんたくちがふ。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
躰質たいしつもそうだったかもしれないが、三十男のその手代は、九つという幼ないおゆみにいたずらをし、「人に告げると殺してしまう」とおどした。
仏寺にも勤行ごんぎょう修学の時を規すため、鶏を飼うを忌まなんだは、北院御室の『右記』に、寺の児童小鳥飼う事は大失たいしつなくとも一切停止す、鶏と犬は免ず、内外典中その徳を多く説けり。
嫂の所にいたというのは奇怪千万きかいせんまんである。珏は嫂に阿英がいっていたかいないかをたしかめたうえで阿英と対質たいしつした。阿英の言薬はつじつまが合わなかった。阿英は確かに分身していた。
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
島田の住居すまいと扱所とは、もとより細長い一ついえを仕切ったまでの事なので、彼は出勤しっきんといわず退出たいしつといわず、少なからぬ便宜をっていた。彼には天気のい時でも土を踏む面倒がなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)