“そのおり”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ソノオリ
語句割合
其折100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ其折そのおり弟橘姫様おとたちばなひめさま御自身ごじしんくちづからもらされたとおむかしおもばなし——これはせめてその一端いったんなりとここでおつたえしてきたいとぞんじます。
画作のかたわら附近を跋渉し、其折そのおり案内者として同伴した音沢村の佐々木助七から、黒部に関する多くの知識を得て、益々ますます下廊下探査の素志を堅くしたらしい。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
熱に汗蒸れあか臭き身体からだいやな様子なくやさしき手して介抱しくれたる嬉しさ今は風前の雲と消えて、おもいいたずらに都の空にする事悲しく、なまじ最初お辰の難を助けて此家このいえを出し其折そのおり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)