“せんりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川柳80.8%
千柳7.7%
泉流3.8%
潜龍3.8%
閃流3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ましてそういう、世の耳目に触れた記事を、取り入れないではおかない種類では、雑俳ざっぱいに、川柳せんりゅうに、軽口かるくちに、一口噺ひとくちばなしのがしはしなかった。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
千柳せんりゅう松洛しょうらく小出雲こいずも合作『夏祭浪花鑑なつまつりなにわかがみ』義平治殺しの場に、三河屋義平治その婿団七九郎兵衛をののしことばに、おのれは親をめおるか、親を睨むと平目になるぞよ、とある。
その信長の声のする所、外にはせんかんと庭園の泉流せんりゅうがせせらぎ、向う側の幾坊のむねからは、折々、明るい女性たちの嬌笑きょうしょうが風に送られて来た。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老龍——柳生谷の老龍——近ごろ誰となく宗厳むねとしのことを世人はそうよんでいる。深淵の潜龍せんりゅうという意味か、蛟龍こうりょうにひそむは伸びんがためというところか、とにかくそう称されている彼は
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ムックリと身を起こしたのは案外体の小さい小童で、その影が飛躍すると共に、彼の手にある棒先の刃物はものが、水を振るようにキラキラと闇に閃流せんりゅうする。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)