“せきばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石盤60.0%
石板26.7%
石版6.7%
赤幡6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいちやんは彼等かれら石盤せきばん見越みこせるほどちかくにたので、全然すつかりそれがわかりました、『しかしそれはうでもかまはないわ』とひそかにおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
遊放の時間にも、私は多く、室の中で石板せきばんに絵を描いていたものです。友達から、「私の石板にも絵をかいておいて頂戴」と頼まれたのを覚えております。
通い始めていくらも経たぬ間に、石版せきばんを使ってはならぬ——それは肺にわるいからというのであった——その代り鉛筆とノートをもって来いということになった。
彼が率いてきた直属の軍隊は、いわゆる蛮社の黒い猛者もさどもだが、弓馬剣鎗を耀かがやかし、怪奇な物の具を身につけ、赤幡せきばん、紅旗をなびかせ、なかなか中国の軍にも劣らない装備をもっているものだった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)