“いしずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石摺75.0%
石刷16.7%
石版8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人は馬蠅の飛び去る方をにらみながら、「酒屋か郵便屋だろう。うっちゃってお置きなさい。」とおもむろ石摺いしずりの古法帖をたたんだ。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼の書斎には石刷いしずりった屏風びょうぶと床にかけた紅楓黄菊こうふうこうぎくの双幅とのほかに、装飾らしい装飾は一つもない。壁に沿うては、五十に余る本箱が、ただ古びた桐の色を、一面に寂しく並べている。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
きいふくろ石版いしずり
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)