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石板
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せきばん
ふりがな文庫
“
石板
(
せきばん
)” の例文
かうもくろんだので、私は、腰掛にずつと深く腰をかけ、さも計算に
忙
(
せは
)
しいふりをし、顏を隱すやうな
恰好
(
かつかう
)
に
石板
(
せきばん
)
を抱へ込んでゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
遊放の時間にも、私は多く、室の中で
石板
(
せきばん
)
に絵を描いていたものです。友達から、「私の石板にも絵をかいておいて頂戴」と頼まれたのを覚えております。
画筆に生きる五十年:――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納――
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
ナイフで色々ないたずら書きが彫りつけてあって、
手垢
(
てあか
)
で
真黒
(
まっくろ
)
になっているあの
蓋
(
ふた
)
を
揚
(
あ
)
げると、その中に本や雑記帳や
石板
(
せきばん
)
と一緒になって、
飴
(
あめ
)
のような木の色の絵具箱があるんだ。
一房の葡萄
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
いつものように、ルピック氏は、テーブルの上で、
猟
(
りょう
)
の
獲物
(
えもの
)
を始末し、腸を抜くのである。獲物は、二羽の
鷓鴣
(
しゃこ
)
だ。兄貴のフェリックスは、壁にぶらさげてある
石板
(
せきばん
)
に、そいつを書きつける。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
もう駄目だと
悟
(
さと
)
つた私は、二つに割れた
石板
(
せきばん
)
の
缺片
(
かけら
)
を
屈
(
かゞ
)
んで拾ひながら、最惡の場合に處する爲めに、勇氣を
奮
(
ふる
)
ひ起した。時は來た。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
私は
石板
(
せきばん
)
を手にしてむづかしい
割算
(
わりざん
)
の答を出すのに困つてゐたが、
茫然
(
ばうぜん
)
と窓を眺めた私の眼に、ちやうどそこを通り過ぎる人が見えた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“石板”の意味
《名詞》
薄い粘板岩の板に木製の枠をつけた持ち歩きのできる板。石筆などで文字や絵を書く。石盤。
スレート。
(出典:Wiktionary)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“石板”で始まる語句
石板灰色