“赤幡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかはた50.0%
せきばん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものの、わが夫子せこが、取りける、大刀の手上たがみに、丹書にかき著け、その緒には、赤幡あかはたを裁ち、赤幡たちて見れば、い隱る、山の御尾の、竹を掻き苅り、末押し靡かすなす
彼が率いてきた直属の軍隊は、いわゆる蛮社の黒い猛者もさどもだが、弓馬剣鎗を耀かがやかし、怪奇な物の具を身につけ、赤幡せきばん、紅旗をなびかせ、なかなか中国の軍にも劣らない装備をもっているものだった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)