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じゅうすけ
小男の方は、吉田
寅二郎で、他の一人は同志の金子
重輔であった。
どういう
筋に
仕組むのか、そいつは
作者の
重助さんに
謀ってからの
寸法だから、まだはっきりとはいえないとのことだった、
松江が
写したお
前の
姿を、
舞台で
見られるとなりゃ
仙「
番頭さん、
重助さん……じゃアねえ重三郎さんかえ、
此方へおいでよ/\」
その
堺屋が
秋の
木挽町で、お
前のことを
重助さんに
書きおろさせて、
舞台に
上せようというのだから、まず
願ってもないもっけの
幸い。いやの
応のということはなかろうじゃないか
この
秋の
狂言に、
良人が
選んだ「おせん」の
芝居を、
重助さんが
書きおろすという。