“しょうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
将監86.4%
証言4.5%
将藍2.3%
小絃2.3%
正元2.3%
詳言2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「承れば左内様には、ご老中筆頭の左近将監しょうげん様の、ご妾腹ながらもお姫様の、満知姫まちひめ様とご婚約とのお事、結構なことでござりますなあ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わたしの友人たちはわたしが現場げんじょうがいなかったという証言しょうげんをしたけれども、検事けんじは、いや、寺へ行って共犯者きょうはんしゃに出会って、それから「大がしの宿屋やどや」へかけて行く時間はじゅうぶんあったと言った。
前田徳善院僧正、増田右衛門尉長盛、石田治部少輔三成、富田左近将藍しょうげんの五人を使者として秀次のもとへ遣わし、野心之旨有之ようにほゞ間召候、勿論虚説にてあるべきとはおぼし候え共
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その弾奏は自慢だけに、堂にったところがあります。大絃だいげん嘈々そうそうとして、急雨のように響かせるところは響かせます。小絃しょうげん切々せつせつとして、私語のように掻き鳴らすところは鳴らします。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ところでこれより足かけ三年前、正元しょうげん元年に、為家は二度後嵯峨院の院宣によって撰集すべき旨を承っていたが、弘長二年になって、急に基家・家良・行家・光俊の四人が撰者に加えられた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
前回にもたびたび詳言しょうげんしたように、比較的小範囲の地域に、古来チイム・ワークにかけては無比の称あるロンドン警視庁スカットランド・ヤアドが、その刑事探偵の一騎当千いっきとうせんをすぐって
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)