“まさもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
政職37.5%
政元12.5%
政基12.5%
昌服12.5%
正元12.5%
正甫12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
官兵衛に対しては、秀吉から私信で、あらかじめその事ある旨を伝えて来ていたので、当然としていたが、主家の小寺政職まさもと
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先ず第一標本には細川政元まさもとを出そう。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
で、諸大名ら人〻の執成とりなしで、将軍義澄よしずみの叔母の縁づいている太政大臣九条政基まさもとの子を養子に貰って元服させ、将軍が烏帽子親えぼしおやになって、その名の一字を受けさせ、源九郎澄之すみゆきとならせた。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
豊前中津の城主奥平おくだいら大膳太夫昌服まさもとの家来川田良兵衛、いみな某の二女。天保十年己亥きがいの歳四月二十五日芝汐留しおどめなる奥平家の本邸内に生れ主家の女中になっていた。文久辛酉の年には二十三歳である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そこで先代の河内守正元まさもとが、菩提所の地続きに清法院を建て、松室氏は鶴心尼かくしんにとなのってその庵主あんしゅとなった。さえはその鶴心尼をたよって清法院に入ったのである。
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それゆゑ「移封初臨」と云つてある。此移封は井上河内守正甫まさもと貶黜へんちゆつに附帯して起つた。正甫は奏者番を勤めてゐて、四谷附近の農婦を姦した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)