“正甫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいほ50.0%
まさもと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒沢雪堂、名は惟直ゐちよくあざな正甫せいほ正助しやうすけと称した。武蔵国児玉郡の人で、父雉岡ちかうの後をぎ、田安家に仕へた。当蒔六十四歳になつて、昌平黌の司貨しくわを職としてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それゆゑ「移封初臨」と云つてある。此移封は井上河内守正甫まさもと貶黜へんちゆつに附帯して起つた。正甫は奏者番を勤めてゐて、四谷附近の農婦を姦した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)