“しほや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩焼33.3%
潮焦33.3%
鹽燒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩魚いはなだいを三びきつて咽喉のどかはかすやうな尋常じんじやうなのではない。和井内わゐない自慢じまんのカバチエツポのふとつたところを、二尾ふたつ塩焼しほやきでぺろりとたひらげて、あとをお茶漬ちやづけさら/\で小楊子こようじ使つかふ。……
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五年前三浦三崎から來た時は、潮焦しほやけのした漁師れふしの伜でしたが、江戸の水で磨いて、何時の間にやらあんなに好い男になつたけれど
これは鹽燒しほやき、てんぷら、つけ、などになり、鑵詰かんづめにあきた登山者とざんしやにとつてなによりの珍味ちんみです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)