“潮焦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しおや66.7%
しほや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
織田軍の船手方、九鬼家の家臣といえば、みな潮焦しおやけのした顔にぼらのような眼を持って、歯ばかり白いさむらいばかり多い。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉がまだ子どもの頃だった天文年間には、もう和寇わこうはだいぶ下火したびになっていた。けれど昔を語る潮焦しおやけのした老人は、まだたくさん田舎に生きていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五年前三浦三崎から來た時は、潮焦しほやけのした漁師れふしの伜でしたが、江戸の水で磨いて、何時の間にやらあんなに好い男になつたけれど