“したじき”の漢字の書き方と例文
語句割合
下敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
射墜うちおとされた敵機の周囲には、激しいいかりに燃えあがった市民が蝟集いしゅうして、プロペラを折り、機翼きよくを裂き、それにもあきたらず、機の下敷したじきになっている搭乗将校とうじょうしょうこうの死体を引張りだすと、ワッとわめいて
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
下敷したじきになつたひとたすすことは震災しんさい防止上ぼうしじようもつと大切たいせつなことである。なんとなれば震災しんさいかうむ對象物中たいしようぶつちゆう人命じんめいほど貴重きちようなものはないからである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
尋常じんじやうぢや乘切のりきれないもんですから、そのまんま……そツとでせうとおもひますがね、——それとも下敷したじきつぶれてもかまはない、どかりとだかうですか、汽船きせん屋根やねへ、あたまをまたいで
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)