“しぐわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
志願80.0%
至願20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぎやうの内人のしたるをきけば、たとひ二里三里ある所にても、つねにしる人しらぬ人をろんぜず、志願しぐわんの所にまうでたるかへるさなど、其家にいたりねんごろに回向ゑかうす。これをもぎやうの一ツとす。
此さゝら内へすれ凶作きようさくなりとてそとへ/\とすりならす。又志願しぐわんの者かね普光寺ふくわうじへ達しおきて、小桶に神酒みきを入れさかづきそへけんず。山男挑燈てうちんをもたせ人をおしわくる者廿人ばかりさきにすゝみて堂に入る。
今や時勢一ぺんして舊規きうき墨守ぼくしゆす可らず、宜しく政けんを王室に還し、以て萬國竝立へいりつ基礎きそを建つべし。其れ則ち當今の急務きふむにして、而て容堂の至願しぐわんなり。ばく下のけんなる、必之をさつするあらんと。