“さつまいも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薩摩芋53.1%
甘藷28.1%
薩摩薯6.3%
薩摩藷6.3%
甘薯3.1%
薩摩3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第百三 薩摩芋さつまいもプデン 前の通りで出来ます。芋なぞは繊維が多くって外の料理では病人に向きませんがこうすると食べられます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「それはねぎを百本、玉葱を百個、大根を百本、薩摩芋さつまいもを百斤、それから豚と牛とを十匹、七面鳥とにわとりを十羽ずつ買って来い」
豚吉とヒョロ子 (新字新仮名) / 夢野久作三鳥山人(著)
それにもかかわらず、二人は今、炉にかけた鍋の中から、熟した甘藷さつまいもを箸でさして突き出して、盆の上に置き並べ、
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かれ甘藷さつまいもほかには到底たうていさういふすべてのなへ仕立したてることが出來できないので
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「これは一等賞を取った薩摩薯さつまいもだ、一つ食べて見てもらい度い」
薩摩薯さつまいも 五百貫
お住はよちよち流し元へ行き、惣菜そうざいに煮た薩摩藷さつまいもを鍋ごと炉側へぶら下げて来た。
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
どうかなと案じながらも、祖母が私を残して帰った時、晩にはいもを煮て食べさせて上げると云って、叔母は屋敷つづきの畑へ私を連れ出し、薩摩藷さつまいもを掘って見せた。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)
雨天には簑笠姿みのかさすがたで、車の心棒に油を入れた竹筒たけづつをぶらさげ、空の肥桶の上に、馬鈴薯じゃがいも甘薯さつまいもの二籠三籠、焚付たきつけ疎朶そだの五把六束
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
名高い狒々ひひのいた近辺に、母と子との猿を一しょに入れてあるおりがあって、その前には例の輪切わぎりにした薩摩さつまいも芋が置いてある。
牛鍋 (新字新仮名) / 森鴎外(著)