“さくらぎたいさら”の漢字の書き方と例文

語句	割合
櫻木大佐等	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

兎角（とかく）する程（ほど）に結（むす）びの綱（つな）は解（と）かれて、吾等（われら）兩人（りやうにん）を乘（の）せたる輕氣球（けいきゝゆう）は、遂（つひ）に勢（いきほひ）よく昇騰（しようたう）をはじめた。櫻木大佐等（さくらぎたいさら）は一齊（いつせい）にハンカチーフを振（ふ）つた。

櫻木大佐等（さくらぎたいさら）は二十四日（か）の夜半（やはん）に電光艇（でんくわうてい）に乘（じやう）じて、本島（ほんたう）を離（はな）れ、其（その）翌日（よくじつ）の拂曉（ふつぎよう）には、橄欖島（かんらんたう）の島蔭（しまかげ）に到着（たうちやく）する約束（やくそく）。

けれど、それと同時（どうじ）に、第一（だいいち）に吾等（われら）の胸（むね）を打（う）つたのは、櫻木大佐等（さくらぎたいさら）の乘込（のりこ）める海底戰鬪艇（かいていせんとうてい）の安否（あんぴ）である。