“さかひろん”の漢字の書き方と例文
語句割合
境論100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんがへ給ふ處におよそ奉行たる者は正路しやうろにあらざれば片時へんじ立難たちがた其正直そのしやうぢきにて仁義じんぎのもの當世たうせいに少し然るに大岡越前守伊勢山田奉行ぶぎやうとして先年の境論さかひろんありし時いづれの奉行も我武威わがぶゐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相手あひてなれば御大身をおそれ時の奉行もさばきかねてあつかひを入てすますといへどもあつかくづうつたへ出る事たび/\なり然るにこの度大岡越前守山田奉行やまだぶぎやうと成て來りしかば百姓ひやくしやうども又々境論さかひろんを願ひ出づるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よく/\これさつすべきことなりしゆんも人なりわれも人なり智に臥龍ぐわりよう(孔明の事なり)ゆう關羽くわんうの如きもの當世たうせいの人になからんやこゝに有章院殿の御代大岡おほをか越前守伊勢山田奉行ぶぎやうとなりてかしこに至り諸人しよにん公事くじ彼地かのちにて多く裁許さいきよあり先年より勢州路せいしうぢ紀州領きしうりやう境論さかひろん公事くじありてやむ事なし山田奉行かはりのたび事にねがひ出るといへども今もつて落着らくちやくせず是は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)