“さいび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細微50.0%
最美16.7%
済美16.7%
采薇16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このすなたゞ細微さいびなるばかりではなく、一種いつしゆ不可思議ふかしぎ粘着力ねんちやくりよくいうしてるので、此處こゝ陷落かんらくしたものあがらうとしてはすべち、すべちてはすなまとはれ、其内そのうち手足てあし自由じゆううしなつて
全体たるみたるは最美さいびかもしくは最不美なり。大方はしまりたるが如くにて一部分たるみたるは必ず悪し。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一、空想より得たる句は最美さいびならざれば最拙さいせつなり。しかして最美なるは極めてまれなり。作りし時こそ自ら最美と思へ、半年一年も過ぎて見たらんには嘔吐おうとを催すべきほどいやみなる句ぞ多き。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この忠相じしんがすでに民のひとりなのじゃ……王道の済美さいびはここに存すると、まあ忠相はつねから信じておるよ、はっははは、おっと! これも碁の戦法! な、蒲生
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
采薇さいび 逸民を称す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)