“細微”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいび60.0%
かすか20.0%
ほそがれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはんや泰西人たいせいじんの浮世絵に関する審美的工芸的研究は既に遠く十年以前全く細微さいびわたりて完了せられたるにおいてをや。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
細微かすかな鼓動が続いていたに相違ないのだから
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これこそ幽霊いうれいならめとしきりに念仏しければ、移歩あゆむともなくまへにすゝみきたり、細微ほそがれたるこゑしていふやう、わらはゝ古志郡こしこほり何村なにむら(村名はもらす)のきくと申もの也