“最美”の読み方と例文
読み方割合
さいび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全体たるみたるは最美さいびかもしくは最不美なり。大方はしまりたるが如くにて一部分たるみたるは必ず悪し。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一、空想より得たる句は最美さいびならざれば最拙さいせつなり。しかして最美なるは極めてまれなり。作りし時こそ自ら最美と思へ、半年一年も過ぎて見たらんには嘔吐おうとを催すべきほどいやみなる句ぞ多き。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)