“ごはうべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御方便100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をんなならぬお客樣きやくさま手前店てまへみせへおかけをねがひまするともふにかたからん、御方便ごはうべん商買しようばいがらを心得こゝろゑ口取くちと燒肴やきざかなとあつらへに田舍いなかものもあらざりき、おりきといふは此家このやの一まい看板かんばん
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なさるゝな跡月あとげつも遠州屋と山田屋の飛脚ひきやくきられたと申すこと御如才ごじよさいは有まじけれど隨分ずゐぶん御用心が肝要かんえうで御座ると心付れば彌兵衞ハイ有難ありがたう御座い升私しどもなどはまこと御方便ごはうべんと只今迄は何事にも出會であひませんと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)